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Linux基礎 CentOS9

導入

環境確認

1. CentOSイメージファイル

仮想マシンにインストールするイメージファイルです
10GB のファイルですので、予めダウンロードしてデスクトップ等、わかりやすい場所に移動しておきましょう

※実行する必要はありません

CentOSイメージファイル

2. VirtualBox

まずはお使いのPCにインストールされているかを確認して下さい
仮想環境を構築するためのアプリケーションです
WindowsPCの中に仮想的にCentOS(LinuxPC)を構築します
ダウンロード完了したら実行し、インストールまで済ませましょう

VirtualBoxインストーラ

3. teraterm

VirtualBox上に構築した仮想マシンに対して、SSH接続して操作するためのアプリケーションです

note

SSH(Secure Shell)とは、ネットワークを介して別のコンピューターやネットワーク機器などを操作するために使われるプロトコルです。

ダウンロード完了したら実行し、インストールまで済ませましょう

teratermインストーラ

1. 仮想マシン作成手順

仮想マシン作成

VirtualBoxマネージャ画面

VirtualBoxを起動し、以下の画面を表示したら右上新規 をクリック

linux

仮想マシン概要設定画面

黄色いハイライト部分を画面と同じ様に設定しましょう

  • 名前 → 仮想マシンの名前(任意の名前で構いません)
  • タイプ → Linux
  • バージョン → Red Hat 9.x (64bit)

設定したら 次へ をクリック

linux

ハードウェアリソース設定画面1

メモリ容量とCPU割当の設定画面です
特に変更せずに 次へ をクリック

linux

ハードウェアリソース設定画面2

ストレージ容量設定画面です
黄色ハイライトの箇所を 16.00 GB に設定して 次へ をクリック

linux

仮想マシン設定概要画面

作成する仮想マシンの概要を確認する画面です
以下の画像と比較し、大きな差異がない事を確認し、完了 をクリック

linux

VirtualBoxマネージャ画面

左側に赤い帽子の項目が表示されます(これが一つの仮想マシンです)
該当項目を右クリックし、設定 をクリック

linux

仮想マシン設定画面(ストレージ)

ストレージ > > 右上の を順にクリック

linux

以下の選択項目からは ディスクファイルを選択 をクリックし、
導入でダウンロードしたCentOSのイメージファイルを選択します

linux

イメージファイルを選択後、元の画面に戻ります
黄色ハイライト部分が CentOS-Stream9-... のような表記になっている事を確認して下さい

linux

同画面左の ネットワーク > 割り当て のドロップダウンリストを開き、
ブリッジアダプター を選択して OK をクリックして下さい

linux

以上で仮想マシンの作成は完了です

2. CentOSインストール手順

CentOSインストール

以下の画面から作成した仮想マシンをクリックした状態で右上の 起動 をクリック

linux

仮想マシン画面

仮想マシンは別ウィンドウで動作を確認することができます
最初に以下の画面が表示されるので、一度画面をクリックし、 キーを押し、
Install CentOS 9 にカーソルを合わせた状態で Enter キーを押して下さい

caution

仮想マシンの画面をクリックするとホストOS側(Windows)のマウスが動かせなくなります
これは右の ctrl キーを押すことで解消します

linux

CentOSインストール画面

しばらく待つと以下のような画面が表示されます
言語選択では特に理由がない限り 日本語 を選択し、続行 をクリック

linux

黄色ハイライトの ソフトウェアの選択 をクリック

linux

以下の画面が表示されるので、Minimal Install を選択し、完了 をクリック

linux

インストール先 をクリック

linux

以下の画面が表示されたら、特に何も操作せず 完了 をクリック

linux

ROOTパスワード をクリック

linux

黄色ハイライト部分に root と入力し、
パスワードによるroot SSHログインを許可 にチェックを入れて 完了2回クリック

danger

ここでは仮想マシンの管理者ユーザのパスワードを設定しています
設定したパスワードを忘れてしまうと1からCentOSをインストールすることになります
本来好ましくありませんが、研修中にログインできない等の余計なトラブル防止のため、パスワードは root に設定しましょう

パスワードによるroot SSHログインを許可
とは皆さんが作成した仮想マシンにトラブルが発生した際、講師のPCからアクセスするために必要な設定です
チェックを入れないと対応が大幅に遅れてしまうため、忘れないようにして下さい

linux

ユーザの作成 をクリック

linux

以下の画面が表示されたら黄色ハイライト部分に任意の値を入力して下さい
こちらは一般ユーザですが、ユーザ名パスワードは忘れないようにメモしておきましょう 入力できたら 完了 をクリック

linux

以下の画面で黄色ハイライト部分が同じような表示になっている事を確認し、 インストールの開始 をクリック
インストールが始まりますがしばらく時間がかかります

note

GUIを使用しない(Minimal Install)の場合は比較的短時間で完了します

linux

インストールが完了すると以下のように右下再起動 ボタンが表示されるのでクリック

linux

再起動後、以下の画面が表示されるので
localhost login: に先ほど設定した一般ユーザ名入力し、Enter

linux

下に Password: と表示されるので一般ユーザのパスワード入力し、Enter

caution

パスワードを入力する際、一見キーボードが反応していないように思えますが、入力はされています
ユーザのパスワードを盗み見られる事を忌避し、パスワードは画面には表示されない仕様です

[ユーザ名@localhost ~]$ の表示が出ていればサインインは完了です

linux

3. SSH接続手順

SSH接続

caution

この次の手順は、インストールする環境に合わせて以下どちらかを参照して下さい

[ユーザ名@localhost ~]$ が表示されている状態で ip aと入力して Enter キーを押し、
画面と同じような結果が出てくることを確認して下さい

次に黄色ハイライト部分を確認し、その仮想マシンに割り当てられている IPアドレス を控えておきましょう

linux

teratermを起動し、ホスト 欄に先ほど確認した IPアドレス を入力して OK をクリック

linux

初回接続時のみ以下の画面が表示されます
特に何も操作せず 続行 をクリック

linux

ご自身で設定した 一般ユーザ のユーザ名とパスワードを入力し、OK をクリック

linux

以下の黒い画面が表示されれば SSH接続 は完了です

linux

上記の手順が完了したら以下の動画で学習を進めて下さい

【Linux動画リンク】

caution

動画内の講師と同じようにコマンドを打ちながら学習を進めてください
コマンド入力は必ずテラタームで入力するようにお願いします

課題

概要

virtualbox上に2台のマシンを作成します
1台はDNSサーバの役割を、もう1台はWEBサーバの役割を持たせましょう

最終的に以下の要件を満たすこと

  1. ホスト(Windows)PCのブラウザで任意のドメインを入力
  2. DNSサーバで名前解決を行う
  3. ホストPCのブラウザにWordpressで作成したホームページが表示される

環境構成

linux

進め方

  • CentOSはMinimal Installで進めて下さい
  • 知らない単語は調べましょう
  • web上の特定の手順を鵜呑みにしないようにしましょう
  • 詰まってしまった場合は講師まで連絡しましょう
Step1 (Webサーバ構築)

virtualboxでcentos Stream9のマシンを構築し、LAMP環境を構成してください

1. LAMP環境構築

LAMPソフトウェア名称
LLinux (CentOS Stream9)
AApache
MMySQL
Pphp

上記のアプリをバージョンに注意してインストールしましょう
MySQL, phpに関しては指定のバージョンをインストールするためにリポジトリのインストールが必ず必要です

caution

※各種ソフトウェアバージョン指定

ソフトウェアバージョン指定
PHP8.3以上
MySQL8.4以上
ワードプレス最新バージョン

2. wordpressインストール ~ 動作確認

LAMP環境ができましたら、Wordpressをダウンロードし、
windowsPCのブラウザからホームページを見れるようにしてください
以上でStep1は完了です

note

その他必須設定

  • selinux無効化
  • firewallでhttpを許可
  • Wordpress用データベースの作成およびユーザの作成&権限追加
  • wordpressディレクトリの所有者変更
  • httpd.conf ドキュメントルートの変更
Step2 (DNSサーバ構築)

virtualboxでcentos Stream9のマシンを構築し、 BIND(named-chroot)をインストールしてDNSサーバを構築して下さい

caution

namednamed-chroot がインストールされますが、named-chroot のみを使用して下さい

tip

必須設定

  • selinux無効化
  • firewallでdnsを許可
  • zoneファイル作成 & 所有者変更
  • named.conf の編集
  • resolv.conf の編集(ローカル環境における名前解決確認時に設定が必要です)
note

構築が完了したら

  1. 設定したドメインがローカルで名前解決ができるかどうか、nslookupコマンドを使用して確認しましょう
  2. windowsPCから同じ様にnslookupコマンドで確認しましょう(Windows側のDNS設定が必要です)
  3. windowsPCのブラウザから設定したドメインにアクセスしてwordpressの画面が表示されることを確認しましょう